カリモード

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読書 アミ小さな宇宙人

アミ 小さな宇宙人

読了しました。

 

子供向けの童話形式で書かれた、(やさしい)宇宙人との遭遇の本。

 

大変素晴らしい本でした。

 

やさしくかわいらしい子供の姿をしたやさしい宇宙人アミが、地球人の子供を宇宙に連れ出し、大切なことを教えてくれるというストーリー。

目から鱗、人生観や考え方を変えざるをえないような内容でした。

子供や、子供のような心を持った人におすすめしたい本です。

 

地球人は未開の地の野蛮人と、アミはいいます。
批判でも悪口でもなんでもなく、事実をそのまま言っているだけなのでしょう。

確かに地球は争いと支配と戦争が絶えず、
親愛が欠落したエゴを振りかざす人だらけ。

今のままでは滅びるさだめであることをにおわせています。

 

滅びてしまった世界を 繰り返さないために 何ができるかな?

 

 

 

以下自分用メモ

(改変あり)

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■地球について

・地球人は銀河系の中で1、2を争うおバカさんだよ

・人の良い側面を引き出すと良い返事、悪い側面ばかりをみると敵意をむき出しにしてくる。結局みんな遊び好き。

・暴力は未開文明特有のもの。未開人の形成している社会の特徴。

・地球じゃ戦争やってる。全く深く眠っている。本当に重症。我々が手助けできるのは限られている。自分自身で努力しないといけない。

・地球は美しい。地球人はその美しさに気がついてない。それどころか、平気で破壊している。そして知らないで、自分自身も同時にね。もしみんななかよく、ひとつの国になり 組織づくりをすれば生き延びられる。利益を公平に分配すること。もし愛がないと、上に立った人はエゴをむき出しにして自分のエゴイズムを正当化するために、物事を複雑に絡ませる。愛があれば透明ではっきりしている。平和と団結のために争いや暴力を捨てることだ。

・愛とはつよさ〜〜愛の水準が低ければ、それだけその世界は、多くの人が不幸で、憎しみや暴力や分裂、戦争などが多く、とても自滅の可能性の高い、きわめてきけんな状態にあるんだよ……

・所有とは 所有病。エゴイズム。

 

■心配

・起こらなかった問題やこれからもけっして起こりもしない問題を心配して、頭を悩ませて生きていくのをやめて、もっといま という時を楽しむようにしなきゃ。人生は短いんだ。問題に直面した時に解決すればいい。起きもしない巨大な津波がいつか押し寄せてくることを空想して心配しながら生きていくのが、賢明なことだと思うのかい。今、この瞬間を十分満喫しなかったら、なんで愚かなことだろう…… どうして、じっさい起こりもしないことに頭を悩ませて、現在を犠牲にしなくてはならないんだい?

 

尊い今を感じる

・きこえる、におう、あるく、みる、呼吸を楽しむ、本当に見る、におう、きく、歩く楽しみ。戦争を栄光に感じる人、自分の考えに同意しない人を敵と見なす人、制服を着て偉くなった気分の人、みんな催眠状態だ。深く眠っている。人生の瞬間に美しさを感じることができたら目覚め始めている。目覚めているのは瞬間瞬間を満喫できる人。

・考えるのをやめ、知覚し、みえるもの聞こえるものに、喜びを感じること。手で触れること、自覚して呼吸すること、かぐこと、味覚を味わうこと、たった今の現在を満喫することだよ。きみはいま、この瞬間、幸せかい?考えるのをやめてごらん、ずっと幸せになれるよ。感じてごらん。このいまという、たいせつな瞬間を無駄にしてはダメだよ……

 

■悪 不幸 破滅

・悪いシステムが人を傷つけ、不幸にして間違いを犯させる。よいシステムの世界的組織は悪人を善人に変える力がある。

・義務付け、強制→反乱、分裂、破壊。

・進歩した世界は誰も傷つけない。

・コントロールのできない想像力は恐怖で人を殺し化け物を生み出す。

・武器はそれを賛美する人をいつか裏切る

・勝つという考えは競争、エゴイズム、最後は分裂だ。ただ、自分自身と競争して自分自身に打ち勝つべきなんだよ。他人と競争するんじゃなくてね。進んだ文明には、同胞との競争は全く存在しない。それこそ、戦争や破壊の原因になりかねないからね。

・スポーツは健全とか野蛮人の発想。殴り合い殺し合い、醜い争いが何度も起こっている。

 

■悪い人

・攻撃的野蛮人は必ず自分の首を絞める。

・全ての悪玉は、自分たちの悪を克服できない限り、結局は自滅するしかないんだよ。誰もこの法から逃れることはできない。

・宇宙の基本法は愛であるが、一人一人の内部に障害がある。エゴ。自我、自己、自惚れ。自身に対する間違った考え。偽の自分。エゴがたくさん育っていると、他人よりも自分がずっと重要だと考えるようになり、人を軽蔑したり、傷つけたり、利用したり、他人の人生を支配する権利まであるように思い込んでくる。エゴは愛情が育つ際の大きな障害。他人に対する慈しみ、思いやり、あわれみ、やさしさ、愛情などを感じさせにくくする。

・エゴイスト 自分にしか興味ない
自己崇拝者 自分以外誰も崇拝しない
自己本位者 自分のことしか話さない
自己中心主義者 宇宙が自分を中心に回っていると思い込んでいる人

・人間の進歩とは、エゴを減少させて愛情が育っていくようにすることをいうんだよ。

 

■胸の光と愛情

・親愛の情(愛) > 意識(気が付く)・感覚・感情 > 思考

・知性の発達は、情緒の発達と調和をもって進んでいくべきなんだ。こうやってのみ、インテリとか賢者はつくられていくんだ。こうやってのみ、胸の光は育っていくんだよ。

・好きというのはひとつの愛の形。愛がなければ楽しみもない。全てを愛する愛を持って生きる方が、ずっと楽しく生きられる。君は月は好きではなかったね。でも、僕は好きだ。だから、君より余計に楽しんでいるし、より幸せなんだよ。

・思考では、愛を味わうことはできない。感情とは原始的なもので思考にとって変わらなければいけないという「インテリな考え」がテロ汚職自然破壊を正当化する理論を作り、破滅の危機に陥っている。

 

■警告

・高慢は光を消す 謙虚にするよう心がけるべきなんだよ

・僕も過去、野蛮な野獣だった。野蛮な人間だった。とても残酷な体験をしてきたんだ。なんども死んで、少しずつ宇宙の基本法則に沿った生き方を学んでいった。進化の法則には逆らえない。代償は自分で支払わなければならない。

・殺してはいけない。

・(肉食はよくない)

・愛に対する違反行為は、何倍にもなって自分にツケが回ってくる。災難、事故、悪運、愛する人の死……ほかにもいろいろなかたちでその代償を支払うことになるんだよ。

・ある程度の科学のレベルに達しても優しさ善意が欠けている文明は、必ず科学を自滅する方に使い出すんだよ。宇宙船を作るより爆弾を作る方がずっと簡単なことだからね。

・ある世界の化学水準が、愛の水準を遥かに上回ってしまった場合、その世界は自滅してしまう。

 

■進んだ文明の人たち

・物事を問題として捉えるのでなく、乗り越えるための自分自身への挑戦として解釈する

・われわれの最大の幸福は人に奉仕し、援助すること、そして人の役に立っていると感じられることによって得られる。平和に対するはっきりとした認識を持ち、人生を満喫する。

・自分の感じているものを表現して、見てもらって喜んだり、自分も同時に楽しんだり、友情の絆を強めたりする

・幸せな世界の人々は、お互いにみんな愛し合うおおきな家族。だから全てを分かち合って仲良く生きている。

・所有はない。すべてが共有の物。

 

■教訓

・気がつく=意識。思考よりも上

・平和のために何か貢献している人は、みな良いレベルに達している。何かできるにもかかわらず、何もしない人たちは、本当に冷淡な人か、共犯者なんだよ。愛が不足している。良い水準に達していないんだ。

・愛情のあるところに先はあり愛情の欠けたものは破壊し破滅し合う。

・愛情の感情が湧いて そのために思考を使う それが思考の良い使い方

生命の樹 12の果物 真実、自由、構成、知恵、美

・自分自身になること、これがゆいいつ、ぼくたちが自由を手に入れる道であり、それ以外の自由なんてあり得ないんだよ。

・忍耐は平和の科学、内面の平和ということを忘れないでね………

 

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この本は警告する。
まず、はじめに子供しか読むなと言う。

確かに大人はダメですね。


特に頭でっかちで、争い好きで傲慢で自分は他者より上だとか、頭良いとか思っちゃってるタイプの人には……笑

そしてアミはもう、そういう人は見離しているようにも思う。
それでいいと思う。

彼らはそういう因果なのだ…。

 

他の世界にいけば その「頭のいいインテリ」の
科学・思考力は幼稚園児以下なのだけれど…。

知らぬが仏であろう……。

 

アミの本は三部作になっており、これは一作目。

 

コミティアが終わったら、ぜひ読みたい。