カリモード

狩猟+漫画+鹿の利活用を考えています。

読書 「感染症と免疫力」藤田紘一郎

感染症と免疫力」
読了しました。

 

腸活として買ったのですが、新型コロナが8割でした。

以下気になった所のメモ

 

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■国とマスコミ、世相

コロナは中国より前に、イタリアで発見されていたという報道があった。
私たちは報道される情報の一つ一つに振り回されることなく、どの様な報道も情報も注意深く可能性の一つとしてとらえ、自ら情報を取りそろえ、正しく理解し、観察していく必要がある。

コロナよりも結核の方がはるかにリスクの高い病気だがコロナの報道ばかり。

感染者数は重要ではない。かかってもほとんど風邪かそれ以下。重要なのは死亡者数のパーセント。検査を受けていない大勢の不顕性感染者を加えて計算すれば、死亡率はさらに下がる。

BCGワクチンを過去に接種している国は死亡率が低く、日本も海外程では無い。

急ピッチで作られたファイザーモデルナワクチン。副作用が多発して治験が中断したり、長期的な副反応もわからない。
これは、目の前の新型コロナの流行を鎮静化できれば、打った人のその後の健康はどうでもいいことを意味します。そんなワクチンに政府は巨額を投じています。なぜなのでしょうか。なぜ国内生産可能でより安全なBCGに国費を投じないのでしょうか。

手洗いうがいは「水際作戦」にすぎない。いつまでも水際作戦を続けてしまうと、感染機会が奪われ、自然免疫力が低下します。それではいざ感染した際に、重症化する人を増やすだけです

 

■人の罪と罰

感染症はもともと地域が限定された風土病である。
コレラはインド地方。地域住民はこれに免疫を獲得していて大流行が起こる事は無かった。しかし、交通手段の発達により病原体が他の地域に運ばれ大流行、多くの人命を奪う事になってしまう。

 

地球の誕生からを一年とすると微生物は3/25日、人間は12/31日に生まれた。
熱帯雨林では約3600種ものウイルスがいる。ここで野生動物を自然宿主として生きている。
しかし、人は熱帯雨林を開発し、その場の動物と接触し、食べ、結果、野生動物を自然宿主としてきたウイルスと多く出くわすようになってしまったのです。
つまり、大自然で平穏に暮らしていたウイルスを「殺人ウイルス」に変えてしまうのは人間の行いであるところが大きいのです。
何でも自分中心に考える行動が自然環境を破壊し、新たな病原体を人間社会でまき散らし グローバル化によって高度に発達した交通システムが、殺人ウイルスを世界のいたるところに送り込むようになっている。
このように人間が地球で我が物顔を続けている限り、新たな微生物が人間社会に入り込んできて、パンデミックを引き起こすことは避けられません。

 

■ウイルスの目的は「殺人」ではなく「共生」
新たな種に感染する際ウイルスは脅威となり生き物を傷つけてしまうが、体内で共生関係を結べている自然宿主の体内では悪いことをせず、むしろ健康を守るために良い働きをたくさんします。宿主が死んでしまったら自分も繁殖できないのでやがてウイルスは毒性を弱め宿主と共生できるように変化していきます。
ウイルスの目的は寄生と繁殖。その目的は「共生」であり「殺人」ではないのです。

 

■免疫の重要性

新たなる感染症が入っていくることは避けられない。コロナにかかっても症状がでない人は免疫が高いから。免疫を鍛える、高めることが大事である。
「いかに感染しないか」ではなく「たとえ感染しても発症しない、重症化しない」のがはるかに重要。免疫が高ければコロナはただの風邪かそれ以下。

自然免疫が高ければ風邪、アレルギー性疾患(花粉症、アトピーぜんそく)も防ぐことが出来る。

免疫システムには自然免疫と獲得免疫がある。
速攻の自然免疫、遅行の獲得免疫。獲得免疫は感染から3~7日で抗体をつくり感染を繰り返せば抗体の威力は100倍から1万倍にもなる。

自然免疫系の主力、NK細胞はストレスで働きが鈍くなるため、ポジティブが非常に大事。

 

「免疫力を鍛える」
それはストレスを感じながらストイックに頑張る事ではなく、毎日の生活を楽しく陽気に笑って穏やかに過ごすことから始まるという事を忘れないでください。

 

■キレイ病は病気になりやすい

乳幼児期に感染機会をむやみに奪ってはいけない。免疫システムは感染を繰り返せば繰り返すほど鍛えられる。一方汚い環境を体験していない免疫システムは十分なトレーニングがされていないので自分の体をむやみに傷づけてしまう。(アレルギー)

 

雑多なものを排除しない。「異物の存在を許さない社会」「キレイ社会」が自殺や鬱、犯罪も起こさせてしまう。

 

雑多ないきものに囲まれて暮らすと、感染の機会が頻繁にあり、免疫が強化され、生きる力が高まります。

手洗いしすぎると、皮膚の常在菌まで殺してしまううえ、常在菌が作る弱酸性のバリアを剥してしまいます。そうしてできた隙間にウイルスや細菌がくっつきやすくなります。つまり、手洗い過ぎると逆に病原体が付きやすい皮膚になってしまうという事です。

微生物の排除に熱心になってはいけない。O157大腸菌の一種。私たちがキレイを求めて抗生物質を使い大腸の中の大腸菌がそれに対抗し新たに生んだ奇形の大腸菌

授乳や手に触れるものすべてを口にいれたりすることは、赤ちゃんが身の回りの細菌を腸に取り込む大切な機会です。

自然の中で「キタナイ」ことをたくさんしてください。土をいじり、動植物に触れ、泥んこ遊びし、山や海で遊び魚を釣る。これだけで、私達は自然免疫を高めていけます。様々な雑菌と触れ合う機会を増やすことは、自然免疫力を高め、アレルギーを予防し、新型コロナの重症化を防ぐためにも欠かせない事なのです。

セトロニンの生成に腸内細菌が関わっている。
添加物は腸内細菌を傷つけ免疫システムを衰えさせたり、人の細胞の老化を早める

 

■免疫を上げるイロハ

腸内細菌の元気になること

自然に触れる、動物に触れる、泥遊び、除菌抗菌グッズを使わない、添加物食品を食べない、規則正しい生活、睡眠を十分にとる

①野菜豆類果物全粒穀類などの食物性食品をとる 不溶性、水溶性食物繊維をとろう。
②発酵食品を食べる
③食物繊維やオリゴ糖を取る
④加工食品や食品添加物の入った食品を避ける
⑤よく噛む
⑥適度な運動をする 翌日まで疲れを残すものではなく
⑦自然と触れ合う 腸内細菌の大半は土壌菌の仲間。

 

医食同源

漬物、味噌、醤油、米麹、麹、酒かす、オリゴ糖、味噌汁で長寿No1の台湾は食事の前に鳥の温かいスープを飲む。

×紫外線・放射能を浴びる、大気汚染、喫煙、参加された食物、薬剤や添加物など化学合成品を取る、家電から発生する電磁波を浴びる、ストレス、病気、過度の運動=活性酸素を増やしてしまう

フィトケミカル 海藻 ビタミンCEをとろう キャベツがおススメ

 

■まとめ
コロナ過も含めて私たちの人生です。
人生が長くあるという事はそれだけ人生を楽しめるチャンスに多く恵まれたこと
免疫力の7割は腸で作られますが、残りの3割は心でつくられます。
高価な薬や難しい方法はいりません。
大切なのは、今日、明るい気持ちで過ごせるかどうか。楽しく生活しましょう。腸内細菌が喜ぶものを食べましょう。自然と親しみ、適度に運動をしましょう。ポジティブな思考をしましょう。規則正しい生活を送りましょう。こんな簡単なことで、免疫力は高まっていくのです。

ウイルスでなく 感染者を差別し排除していこうとする「社会の病」が一番怖い。

私たち日本人は、集団の中で横並びでいる事や、指示を仰いで生きている方が楽、という性質を持ってしまっているのでしょう。難しい事を考えなくても良いし、失敗の責任を取らなくても良いからです。

私たちが今すべきことは、いままで慣れ親しんできた自分の信念を見直して、思考や習慣を変える意識を持つことなのです。私たち一人一人の信念の変化が、日本を世界を、変える原動力になる。だから、いまから始めてみませんか。

 

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どうも最近、「共生」がキーワードになっているきがする。
異物を排除せず、共生していく社会。

腸の世界、外の世界。

ウイルスも例外ではなく、共生が目的なのだ。
人間側も排除するのではなく、歩んでいくべき。

免疫力を高める事で共生可能な風邪程度のウイルスなのだから。
移ればどんどん免疫力を鍛え、高められる相手なのだ。

下手に排除しようと躍起になればなるほど、O-157のような異形な変異をさせてしまう事になる。

人間も、大抵の犯罪者が凶行に走るのは、強く排除や否定されてきたからだよね。教育や環境が9割だとおもう。

ビフィズス菌や腸内細菌は殆ど土壌菌の仲間らしい。狩猟者やアウトドアする人は免疫が自然と高まりそうだね。

常識とは、未来、時代遅れの骨董品である。

どんどん自分の常識、思考、当たり前を疑おう。